子供服
ブランド物の子供服や、こった子供服を着せてあげたいけれど、経済的にも負担が大きいし、かといって毎日着るわけではないのでもったいないという場合や、その他日常的に使う子供服もできるだけ安く済ませたいというお母さん方の事情などもあって、子供服のリサイクルというのは現在では非常に一般的になりました。
もともと子供服は、子どもの動きも活発なので汚れやすく傷みやすい上、すぐにサイズが変わってしまって着られなくなるという事情から、非常に回転の速い服でした。
汚れたり破れたりして着られなくなってしまった子供服というのは仕方ないとしても、きれいでまだ着られそうなのにサイズが変わって着ることができなくなってしまったという子供服を、ごみ箱行きにしてしまうのは、なんとなくためらいがあるという方も大勢いらっしゃることと思います。
そのような時は、今までなら下の子や近所の子ども、親戚の子ども、友達の子どもなどにお下がりとして渡したり、自分の子どもにもお下がりとしてもらったりするということが普通に行われていました。
現在でも、ママ友達などの間でお下がりが行なわれたりしているものの、絶対的な子供の数が減ったり、一人っ子が増えたりしたことで、お下がりをしたくてもまわりに子どもがいないという状況が生まれたりしています。
そこで登場し、非常に便利に利用されているのが、
子供服のリサイクルショップは、今では至るところで見かけるようになりましたが、以前は子供服といえどリサイクルされたものを着るということに抵抗感があるという方は少なくありませんでした。
それには、誰が着たのかわからないということや、状態が良いかどうか気になるということ、何かウィルスなどがついていたらどうしようかと思うことなど、衛生状態が心配で子供服のリサイクルは利用できないという方が多かったからです。
そのような事情を受けて、近年登場したリサイクルショップでは、買い取りの方法を基準をしっかり設けて買い取るというものに変更したり、買い取った日にちを明記したり、買い取った後の子供服をいったん選択したりして、衛生状態が良い状態で店頭に並べる工夫をしています。
そうした工夫を重ねていた上に、現実的に各家庭の経済状況があまりよくないためにあまり子供服にお金をかけられないという事情が重なり、子供服のリサイクルは一気に一般的に広がるようになりました。
それに拍車をかけたのが、
まだ使える子供服を捨てるなんて資源の無駄だということで、リサイクルは地球環境にも優しいエコロジー活動の一つとみなされるようになり、リサイクルに対する見方が大きく変わりました。そのため、子供服のリサイクルもよい活動をしていることだという、積極的なイメージが定着し、今までの子供服のリサイクルに対するイメージが大きく変わったことにより、子供服のリサイクルに対する抵抗感は大きく減り、利用をする方が大きく増えました。(今は手作り子供服が流行ってきてますよ。)
では、子供服のリサイクルはリサイクルショップだけでなく、インターネットを通してオークションが行なわれるようになったり、またインターネット上で物々交換をするとして子供服がやり取りされるようになったりしています。この物々交換というシステムは、着なくなった子供服をインターネット上の指定されたサイトに出品することでポイントを集め、その集めたポイント数に応じて、他に出品されている子供服を手に入れることができるというものです。
このシステムは、リサイクルショップよりもさらに経済的で、しかも子供服の回転をよくしているのでよい品物に出会える可能性も高くなるということもあって、子供服のリサイクルの方法として注目を集めています。
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Last update:2021/5/26